今日のクラスは、ちょっとスペシャル。
バレエ鑑賞の日です!
普段着でいいといいましたが、みんなレオタードで登場。忘れてたのかな?(笑)
コロナの影響で、クラスサイズが縮小されているので、大きなテレビを運んだりせず、私のパソコンで頑張って観てもらいました。
今日観たのは、ドン・キホーテ。私のお気に入りの作品でもあります。
ユーコンのほとんどの子供たちは、実際のプロのバレエの舞台を生で見たことがありません。ちらほらと、旅行に行ったときに観た!と聞くこともありますが、非常に稀です。
それどころか、ユーコンでのバレエの認知度は低く歴史も浅いので、古典のバレエを知らない子がほとんどです。(みんなくるみ割り人形だけは知っていますが。)
というわけで、セミプロの中級クラスでは、定期的にバレエ鑑賞・勉強会をします。今日も、ストーリーや登場人物、マイムの意味、何故そのシーンがあるのかなどの解説を入れながら、みんなで鑑賞しました。何も言いませんでしたが、クラスでいつも使っているノートに、登場人物やストーリーなどをメモしている姿は、見ていてほほえましかったです。
生徒たちにとって、クラシックバレエは多少堅苦しいイメージがあったらしいのですが、ドン・キホーテをかなり気に入ったらしく、来年はこれをやろう!!!!としきりに言っていました。
うーん、計画する側としてはかなりハードル高い注文だな。。。。。ま、いつかはやりたい(笑)
ここで教え始めたときは、「バレエなんて基礎練の為にやってるだけ!!」という子が9割でした。
私に面と向かって、「ほんとはバレエやりたくないけど、必須だからしょうがなく来てる。」と言い放った生徒もいました。(こんなこと日本で言ったら、明日から来なくていい!って普通に言われますよね。。。。)
それが、ここ数年は9月に新学期が始まるとすぐに、バレエのオーディションの話題で持ちきりになります。
このスクールでは、毎年10月にオーディションで配役決め、そして6月に舞台という流れです。
昨年度は、眠れる森の美女の予定でしたが、コロナで中止。今年に関しては、まだ今のところ計画が何もできない状態です。
早くコロナが落ち着いて、ユーコンのバレエのレベルも上がって、この子たちが卒業する前に、何とかしてドン・キホーテを企画してあげたいです。
バレエのベースが何もないところから立ち上げたクラシックバレエプログラムですが、徐々に子供たちの関心も高まり、最近ようやくバレエ教師暗黒時代(これについては、今度別の記事で詳しく(笑))から抜け出せたような感じで充実感を覚えるのと同時に、さらに次のステップへと躍進していきたいところです。