Menu
バレエのこと / ビザのこと

海外(カナダ)でバレエの先生になる方法③

  • 第3回 働き始めるための最初のステップ

さて、前回は日本人にはどんなニーズがあるのかをお話ししました。

見逃した方はこちら→「海外でバレエの先生になる方法② なぜ日本人教師は重宝されるのか」

今日はついに準備に入ります。カナダに行くことを決めて、考えなくてはいけないことはたくさんありますが、まずはどういった手段でカナダに滞在するかが重要です。第1回や第2回でも触れましたが、これはあくまでも「バレエが得意」レベルでそれを生かしたいと思っている人(って、言ってもどんなレベル?→第1回「カナダでバレエの先生になるための条件って?」をご覧ください)を対象に書いています。ですから、過去に実績があり技術がある方は、直接バレエ団やバレエ教室に連絡を取りビザを発給してもらうのが手っ取り早いです。

では、前者の「バレエが得意で生かしたい」レベルの人はどうすればいいのでしょうか?

現地で直接自分を売り込むのが1番いいと私は思います。理由はいくつかありますが、現地でしか得られない情報や、直接会うことで得られるコネクションなどの小さなつてを最大限に利用するためです。それに、履歴書を見て実績がなければ、普通わざわざ海外から雇い入れようとは思わないですよね?

じゃあ、早速カナダに行こう!!

といって、普通に飛行機のチケットをとってカナダに行って、教室を巡って雇い主を探すというのは、不可能ではないでしょうが限りなく成功率は低いです。雇い主側は「とりあえず働いてもらって、もっと働いてほしいと思えばビザの手助けを買って出る」といったスタンスでいるので、まずは自分の実力を見てもらう必要があります。

ということは、働く事が出来るビザが最初から必要になってくるのでは?

そう。働くにはビザが必要なんです。そして、早速ビザの申請を!と言ってもどんなビザをどうやって取得すればいいのでしょうか?

まず、ここで重要になってくるのが年齢です。30歳以下なのか、31歳以上なのか?

30歳以下の場合

30歳以下の場合、ワーキングホリデービザの取得が可能です。このビザは、30歳までならだれでも申請できるビザで、取得できるビザのタイプはOpen work permit (オープン ワーク パーミット)と呼ばれるものです。私は勝手にこのビザを「お得で最強のビザ」と呼んでいます。有効期限は1年なので、1年間の就職活動ができるというわけです。

※お得な理由その1

普通のワークビザなどは、ビザを出してくれている会社以外で働いてはいけない。そのうえその会社を辞めたり首になったら、帰国しなければならない可能性が高い。それに比べ、ワーキングホリデービザにはそういった制限がない。

※お得な理由その2

申請条件が限りなく低く、雇い主(ビザ発給元)を自力で探す必要がない。(基本的に誰でも申請可能)

※お得な理由その3

ビザ取得後の渡航も決まりが少ないので、基本的に自分のタイミングに合わせて渡加できる。

31歳以上の場合

残念ながら、31歳以上の場合はこの「お得で最強なビザ」は取得できません。でも「お得な」を取った「最強ビザ」(つまり別の方法で取得するopen work permit) は取得できる可能性がまだ残っています。

さすがに、「お得な」が無いだけあって、すんなり取れるわけではありません。ほかにも方法はあるかもしれませんが、おすすめは

ある一定期間学校に通って、Post-Graduation Work Permit Program (PGWPP) を手に入れる!です。

学校に通った年数によって、卒業後にもらえるOpen work permitの期間も変わってきます。これを聞くとかなり回り道な感じもしますが、いいこともあります。

いい事はいくつかありますが、なんといっても英語力が上がるという事です。卒業しなくてはいけないという事でモチベーションも上がり、英語力がぐっと上がります。やはり必要に駆られないと、なかなか短期間での語学の上達は難しいです。(切羽詰まらないとやらないの私だけ?(笑))そして学校生活を送ることでカナダ生活にも慣れ、自信もつくと思います。

さて、どうでしたか? 自分がどちらに当てはまるかで、すでにスタートの切り方が変わってきますよね?今回はカナダで働けるビザを入手するべし!という話から、「年齢によって取得できる種類のビザが変わってくるよー」という内容でした。

次回の「海外(カナダ)でバレエの先生になる方法④」では、「30歳以下の場合」のビザ取得の注意点やお得なビザの利用法などを書いていきます。

 

下記のバナーをクリックして応援してくれると嬉しいです。




ブログランキング・にほんブログ村へ